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管理人が好き放題やりたい放題書き散らしてる同人テキストです。



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白石について話す永井くんと三沢さん




















「白石さんって猫っぽいよなぁ…」
「そんな風に白石を見ているのか、お前は…」
「わっ!」

窓の外を眺めながらボソッと呟くと、いつからそこにいたのか三沢が反応した。
誰もいないと思っていた永井はすごく驚いた。

「三佐、いきなり現れないでくださいよ。」
「気を抜いているお前が悪い。」

(ったく、この人は…)

三沢の言葉に永井は心の中でこっそり毒づいた。

「どうして白石が猫なんだ?」
「白石さんいつも昼寝とかしてるし、気が付くとどこか行ってるし…」
「……」

窓の外を見れば白石が部下たちに指導している姿が見える。 

「白石は…パンダだな。」
「パンダ?」

永井はパンダという言葉に疑問を持った。
パンダといえばあんな可愛らしい顔をしているのに凶暴ということだ。
まぁ、熊なのだから当り前だと思うが…
しかし、白石はゆったりまったりしていて凶暴な一面を見たことがない。

「あいつは結構強いぞ。本気を出してないだけだ。」
「喧嘩とかした事あるんですか?」
「……ある。」
「ええ!?」

あの喧嘩とは無縁そうな白石が三沢と喧嘩したと聞いて
永井は声が裏返った。
一体どんな理由で喧嘩をしたのだろうか?

「理由は聞くな。」
「えー…」
「つまらん事だ、あの時の白石はまだ血の気が多かったからな。」
「……」

あの日の遠い日の記憶を思い出すかのように、
遠くを見つめる三沢に永井は声をかけられなかった。

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変態な闇人と永井くん
なんというか…捏造しまくりな上にバットエンド










ぱったりとあいつの姿を見なくなった。
いつも俺の後をついてきて迷惑な奴とか思ってたが、
今では居ないと落ち着かない。

「これじゃあ、集中できないよ…」

そう言って頭をかきむしる。
こんな非常識な世界に居るのに
集中できないのは命取りだ。

「あいつ見つけたらとっちめてやる…ん?」

ふと視線を前に向けると黒い物体が横たわっている。
その黒い物体に巻きついている派手な布に永井は覚えがあった。

「お、おい!変態!」
「…あ、ああ永井くん?」

駆け寄って黒い物体を仰向けにしたらそれはあの闇人だった。
今は外が明るいせいか眩しそうに目を細めている。
いつも以上に疲れているように見えるのは目の下にある
黒い液体のせいだろうか…
それと仰向けにする時、やけに軽かった様な気がする。

「よかった…永井くんに会えて。」
「何今にも死にそうなこと言ってるんだよ。」
「なんかダルくってさ…」

本当に疲れているようだった。
彼は一息つくと沈黙してしまう。
あんなにお喋りだった彼なのに

「…そうだ、俺の、最後のお願い聞いてくれる?」
「最後…?お前何言って…」
「海、海辺に行きたい。」

おちゃらけて脱衣野球拳しようと言うかと思っていたが
そうでなかった。

「そんなの自分一人で行けよ!」
「…無理なんだな、それが…」
「!!?」

彼が着ている黒い着物の裾をめくると
空っぽの下履きがあった。

「お前、足どうしたんだ・・・」
「溶けちゃってさ。」

彼を仰向けにした時、やけに軽かったのは足が無かったせいだった。
しかし何故、溶けたのだろうか?

「ほら、俺人とか殺してないし…罰が当ったっぽい。」
「どんな罰だよ、それ。」
「お母さんが…怒ってるんだ…俺の事。」

その時の彼の表情はなんともいえない悲しい表情だった。

「お前このままどうなっちゃうんだよ?」
「溶けて…溶けて消えて無くなる。形も記憶も。」
「……」

どうしてこうなるのだろうか。
彼は何も悪い事はしてない。
ただ永井と脱衣野球拳をしたいがために追い回してただけだ。

「だからせめて…懐かしいあの海に…」
「わかった、わかったからそんな顔すんな。」

そんな悲しい顔をされると、こっちまで悲しくなる。
永井はそっと彼の頬に触れた。
真っ白なその頬は冷たくて陶器のようだった。

「あー、永井くんの手…温かいね。」
「…海に行くんだろ。」

永井の手に自分の手を重ね、
彼は少し安心したような顔をした。
そんな彼が今から消えてしまうと考えると
涙が出そうになった。
泣きそうになるのをこらえるため、
永井は軽くなった闇人を抱き上げ海辺を目指す。















「ほら、着いたぞ。」

やっと海辺に到着した。
途中で彼が溶け切ってしまうのではないかと心配でならなかった。
しかもちっとも喋ってくれないから余計に。
溶けかかっている彼はさっきより軽くなったような気がする。

「また…お願いして悪いんだけど…海に入ってくれる?」
「いいけど…」

彼はそう言って黙ってしまった。
何を考えているのだろうか?
永井はざぶざぶと音を立てながら赤い海へと入っていく。


途中までをとりあえずうp
まだまだ続く
怪しげな物がたくさん飾られた部屋に
若い男と年老いた女がいた。
女の方は占い師なのか目の前には大きな水晶玉が置かれている。

「なぁ、ほんとに一族が滅びるのか?」
「この占い婆の予言が当たらない事があったかの。」
「そりゃあ全部当たってきたよ。今回ばっかりは問題がでかすぎるからさぁ…
 色々と心配なんだ。」

若い男は一族の長らしく、一族の危機に頭を悩まされているようだ。

「いつも通り対策はあるんだよな?」
「ある。それはだな…」

この一族を救う対策はある一人のハンターを巻き込むことになる。
自分がそうなるとは知らずに自ら危険の地に足を踏み入れてしまう…












ここは年中雪に包まれたポッケ村。

「最近、樹海に行くとチャチャブーに必ず襲われるって。」
「ハンターを見つけると団体で攻撃を仕掛けてくるらしい。」
「これじゃあうっかり樹海に出かけられないわね…」

今、村の人々はチャチャブーの噂で持ちきり。
ギルトの方でもこれが問題になっている。
優れたハンターを送り込んでも、団体のチャチャブーに敵わないのだ。
しかもその団体のなかでキングチャチャブーの姿を見た者もいるらしい。

「あら、ハンターさんも樹海に行くの?」
「はい、俺はまだ行ってないんで・・・みんな酷い目に遭ってるみたいですけどね。」
「気を付けてね。この村のハンターは貴方しかいないんだから。」
「大丈夫、ちゃんと帰ってきますよ。」

桃色のレウスヘアーをしたこの若者こそポッケ村唯一のハンターサマエル。
仲間と共にあの凶悪なアカムトルムも倒し、伝説のミラボレアスも倒したという、
まさにこの村には欠かせない存在となった。

「村長。」
「お主も樹海に行くんだね。」


やはり私には長編は無理
というかこれが無謀すぎた…
変態の闇人と永井くんと闇沢
ギャグっぽい










あの変態なヤツも追い返したし、
さっさと次に進もうと足を踏み出した時だ。

「ちょっ、なんだよあんた!」

変態の叫び声が聞こえてきて、俺は溜息をついた。

(放って置けばいいだろ…)

そう思って足を進めようとしたが、どうもヤツのことが引っ掛かってモヤモヤする。

(様子を見てヤバくなさそうだったら先に行こう。)

ということにしてヤツの声が聞こえてきた方へと進む。



永井は草影に隠れつつ、変態闇人の姿を探すと
赤い布を纏った闇人に掴み上げられていた。

「止めてよ!あんたらと違って俺は非力なんだぞ。」
「永井につきまとっている奴が何を言う。」

赤い布の闇人の声に永井は覚えがあった。

(あれは…三佐?)

顔が布で見えないのでそうとは言いきれないが、
持っているあの銃は確か三沢しか持っていなかったはず。
しかしそんなことあまり気にすることなく、永井は静かに二人の様子を伺う。

「あんた嫌われてたくせに…」
「殻を蜂の巣にしたいのか?」

赤い布の闇人の癪に触ったらしく、変態闇人に銃口を押しつけた。
まずいと思った永井は構える。

「うわーっ!俺のヴァージンが奪われる!」

変態闇人の阿呆らしい発言に永井は吹出しそうになるのを堪えた。
ここで吹出したら隠れていることがバレてしまう。

(全く…あいつは…)

半ば飽きれながらも赤い布の闇人に狙いを定め、集中する。

「…本当に蜂の巣になりたいよう…がっ!」

見事に命中し、赤い布の闇人は倒れた。
同時に変態闇人も解放される。

「え?」
「大丈夫か、変態。」

何が起こったのか理解できていないのか、
変態闇人は倒れた赤い布の闇人と永井を交互に見る。

「助けてやったんだぞ。礼くらい言えよ。」
「ながいくん!」
「うわっ!」

助けてもらえたのが嬉しかったのか、
変態闇人はわっと泣き出し永井に抱き付いた。

「永井くんは優しいんだね、ありがとう!」
「た、たまたま通りかかっただけだからな。」

素直に礼を言ってくる変態闇人に永井は照れ隠しをした。

「あー、永井くんはいい匂いがする。」

永井が気を許していると変態闇人は
抱きついている事をいいことにフガフガし始める。

「変態!」
「いたっ、痛いよ永井くん!」

一気にムードをぶち壊した変態闇人に腹を立てた永井は力尽くで引き剥がす。

「やっぱ放って置けばよかった…」

そう言って永井は先に進むことにした。
変態闇人は放って置いて。

「永井くーん…」

置いていかれて変態闇人は悲しそうに永井を呼んだ。
しかしこんなことではめげないのが彼である。

「今度こそ脱衣野球拳やるんだから!」

と言って永井の後を付いていくのであった。
ヘンリーとジェイムスの出会いみたいなの
すごい捏造










やっと仕事も終わってサウスアッシュフィールドハイツに帰ってきた。
今日の夕飯はどうしようか…などと考えながら
エントランスに入ろうとした時だった。

「あの~」

後ろから遠慮がちに声をかけられた。
振り向くと大きな紙袋を三袋ほど
抱え込んでいる人がいた。
紙袋のせいで顔は見えない。
だが、大変そうなのは一目瞭然だ。

「荷物、持ちましょうか?」
「ありがとう、じゃあ真ん中のを持ってくれるかな。」

言われた通り真ん中の紙袋を手に取り、
持ってあげた。
紙袋がどいたので顔が見えるようになる。
声からして男だというのはわかっていたが、
彼は白い肌に短い色素の薄い茶色の髪。
瞳も髪と同じく茶色だ。

(この人・・・何か…)

私がそんなことを考えながらポヤーっとしていると、
その茶色の瞳と目が合って一瞬ドキッとしてしまった。

「えぇと…どこに持って行くんですか?」
「管理人部屋までお願いします。」

同性相手だというのに、
まるで女性に話しかけるみたいにしどろもどろしてしまって
格好悪い事この上無い。
変に思われたかもしれない。

「貴方は…もしかしてヘンリーさんですか?」
「えっ!?」

彼が何故か私の名前を知っていて、
私は驚いて固まった。

「驚かせてごめん。父から同い年の人が住んでるって聞いたから…」
「管理人の…息子さん?」
「はい、ジェイムスって言います。」

ジェイムスはにこやかに笑った。
確か管理人に聞いた話では、
息子が突然家を飛び出したまま何の連絡も無いと言っていた。
彼はいつ帰ってきたのだろうか?

「昨日サイレントヒルから帰ってきたばかりなんですよ。」
「サイレンヒルに…?」

サイレンヒルという単語に私はあの悪夢がよぎって
頭痛がするような気がした。
だがそれは夢だったということで決着は着いたのだ。
リチャードも死んでないし、アイリーンも何も覚えていない。
ただ一つのことを除いては。

「ジェイムス!」

声が聞こえたかと思うと、
管理人部屋のある東側の扉から
金髪のポニーテールの女の子が出てきた。

ぶしっ!

女の子はジェイムスに近づくと思いっきり彼の足を踏んだ。
ジェイムスは驚いて紙袋を落としそうになる。

「痛い!何するんだローラ。」
「帰ってくるのが遅いジェイムスが悪いんだから!」

ローラという女の子はべーっと舌を出して逃げて行ってしまった。

「あの女の子は…娘さんですか?」
「いや、養子なんだ。本当の娘みたいに思っているんだけど、
 どうも嫌われてるみたいで…」

そう言ってジェイムスはどこかもの悲しげに苦笑した。
あれは嫌われているというよりかは、
愛情の裏返しなのではないのだろうか?

これが私と彼が出会ったきっかけだった。


12/6/5,ちょっと修正
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