管理人が好き放題やりたい放題書き散らしてる同人テキストです。
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題名を見ればわかると思いますが
しょーもないギャグです
そして、途中で投げました(ヲイ
それでもおkという方はRead more?からどぞ
しょーもないギャグです
そして、途中で投げました(ヲイ
それでもおkという方はRead more?からどぞ
「兄上のために料理を作る。」
全ての始まりは
オルキスが突然発したその一言である
それを聞いた者は皆、激震した
「何故、私を…?」
オルキスは暇そうにしていたダゴンを捕まえて
現在、ラミュエルがいつも使っている実験室にいる。
「お前が一番暇そうにしてた。」
「はぁ…」
城主であるオスカーとオルキスに呼ばれない限り、
ダゴンは地下洞窟から出る事は無い。
ので、ダゴンは興味深そうに部屋を見渡す。
色々な色の液体が入ったフラスコ。
鉄で出来たよく分からない大きな機械。
妙な物が所狭しと置かれている。
「で、何を作るのです?」
できれば、魚介は避けて欲しいなどと心の隅で思っていると
オルキスが遠くに置いてある木の箱に指を指し
くいくいと呼ぶように指を動かせば、
箱は宙に浮きこちらに静かに移動してくる。
それは、妙なモノがはみ出している木の箱だった。
心なしか、箱がガタガタと揺れているし、
何か叫び声みたいなものも聞こえる。
ダゴンは嫌な予感しかしなかった。
「食材はこれだ。」
何の躊躇も無く、オルキスはわしっと素手で掴んで持ち上げた。
それはとてつもなく派手な色をした蛸?みたいなモノ。
ダゴンの嫌な予感は的中した。
蛸は同じ海の眷属ではあるが、
ゲテモノ感を存分に放っているそれにダゴンは身震いする。
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
かなり使い込んでいるであろう鍋には
謎の液体が沸騰してブクブク泡を吹き出していて
オルキスはその中に蛸らしきモノを
そのまま投げ入れようとしている。
思わずダゴンは待ったを入れた。
「安心しろ。これは蛸だぞ。」
「いや、そうでなくてですね…」
クラーケンでないのは分かっている。
重要なのはそこではない。
「多少、処理などをした方が良いのではないかと…」
この蛸はかなりの猛毒を持っているが、
吸血鬼に毒は何の害も及ぼさないのは知っている。
問題は毒のことではなく、見た目的な問題だ。
「茹蛸はあまり美しくないかと。」
「ふむ、そうか。」
オルキスは鍋に入れるのを止めて
蛸らしきモノを無造作にテーブルに押さえつけた。
そして、空いている手に氷で出来た包丁を作り出す。
「・・・・・・」
隣でその様子を見ているダゴンは少し青ざめた顔をしていた。
自分が切られるわけではないのだが、
同じ眷属の悲惨な姿を見て
冷凍イカにされかけた自分を思い出している様だ。
あの時は、凍らされるだけで済んだが
下手をしたらこの蛸の様になっていたかもしれない。
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