管理人が好き放題やりたい放題書き散らしてる同人テキストです。
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駄目長男の剣と次男の輝の話。
先が思いつかなくなって、投げ出した。
すごい中途半端です。
それでも全然おkという方はRead more?からどうぞ。
先が思いつかなくなって、投げ出した。
すごい中途半端です。
それでも全然おkという方はRead more?からどうぞ。
ぐるぐる、ぐるぐる
世界は地球の速度で回っている
今の俺の頭の中も丁度、ぐるぐる状態
なんだかスミス君二世も楽しそうに笑っているじゃないか
彼は透明な箱の中でじっとしているけど
「何やってんだよ兄貴…」
声が聞こえて、顔を上げると輝がいた。
「んーどっか行ってたんじゃなかったっけ?」
「もう終わったよ。」
「あれれ?そんなに時間経った?」
「……」
間延びした返答になんだか、呆れ果てた様な顔をしている。
それに、随分と輝の顔が遠い気がした。
身長は自分の方が大きいはずだ。
「おお?輝ちゃんはいつそんなに大きくなったんだ?」
「はぁ…兄貴が寝転がってるからだよ。」
「あっはっは、そうだった。」
寝転がりながら楽しそうに笑うのは、兄貴こと剣。
彼とは裏腹に、輝は溜め息をついた。
剣はサソリのスミス君二世の透明なケージに顔を張り付け
大事そうに抱えながらうつ伏せに寝転がっているのだ。
「しかも、こんなに飲んで散らかして…」
スミス君二世のケージに張り付いているのはいいが、
テーブルの上には数本のビールやらチューハイやらが転がっている。
さらに何本かは床に落ちているではないか。
この部屋の持ち主は剣ではなく、輝だ。
「飲んでもいいけど、ちゃんと片付けろよ!」
「ごめーん。」
だらしない兄に少し腹を立てつつ、
輝はゴミ袋を取りに行く。
このくらいはいつものことだ。
剣はスミス君二世のケージを棚に戻すと
クッションに顔を埋めた。
「もしかして…また解散?」
「うん…」
その返事にゴミ袋を持った輝は溜め息と共に呆れた。
剣はバンドに入れてもらっては、その変人っぷりで
解散させてしまうのだ。
この前、ライブハウスのスタッフに聞かされたのだが
巷で剣は疫病神と呼ばれてるらしい。
「俺って変?」
「じゃなきゃあ、変人なんて呼ばれないよ。」
「はは、ですよね…」
ストレートに返って来た言葉を聞いて、剣はあからさまに落ち込んだ。
「……」
この前、同い年の連中とやっているDizzy*Bloomのライブに
剣をヴォーカルとして参加させたのだが、
予想通り、思いっ切り曲を壊してくれた。
見に来てくれている客の心が広くなかったら
とんでもない批判を食らっただろう。
しかし、ベースをやっている茂は
曲を壊されたことが気に入らなかったらしく、
「アンタ、空気ぐらい読みなさいよ!」
楽屋に戻るなり、そう言い放って
剣に強烈な平手をお見舞いしたのだ。
普段、あまり怒らない茂が珍しく怒った瞬間だった。
俺も尚貴もいきなりの出来事に
呆気に取られたのをよく覚えている。
面倒な事になったのはその後だ。
引っ叩かれるのは、親によくされていたのだが
どうも他人にされるのは慣れていないらしく
自分より大きい、しかも兄に終始泣きつかれた。
あんな変人行動をしている割には、心は弱かったりする。
世界は地球の速度で回っている
今の俺の頭の中も丁度、ぐるぐる状態
なんだかスミス君二世も楽しそうに笑っているじゃないか
彼は透明な箱の中でじっとしているけど
「何やってんだよ兄貴…」
声が聞こえて、顔を上げると輝がいた。
「んーどっか行ってたんじゃなかったっけ?」
「もう終わったよ。」
「あれれ?そんなに時間経った?」
「……」
間延びした返答になんだか、呆れ果てた様な顔をしている。
それに、随分と輝の顔が遠い気がした。
身長は自分の方が大きいはずだ。
「おお?輝ちゃんはいつそんなに大きくなったんだ?」
「はぁ…兄貴が寝転がってるからだよ。」
「あっはっは、そうだった。」
寝転がりながら楽しそうに笑うのは、兄貴こと剣。
彼とは裏腹に、輝は溜め息をついた。
剣はサソリのスミス君二世の透明なケージに顔を張り付け
大事そうに抱えながらうつ伏せに寝転がっているのだ。
「しかも、こんなに飲んで散らかして…」
スミス君二世のケージに張り付いているのはいいが、
テーブルの上には数本のビールやらチューハイやらが転がっている。
さらに何本かは床に落ちているではないか。
この部屋の持ち主は剣ではなく、輝だ。
「飲んでもいいけど、ちゃんと片付けろよ!」
「ごめーん。」
だらしない兄に少し腹を立てつつ、
輝はゴミ袋を取りに行く。
このくらいはいつものことだ。
剣はスミス君二世のケージを棚に戻すと
クッションに顔を埋めた。
「もしかして…また解散?」
「うん…」
その返事にゴミ袋を持った輝は溜め息と共に呆れた。
剣はバンドに入れてもらっては、その変人っぷりで
解散させてしまうのだ。
この前、ライブハウスのスタッフに聞かされたのだが
巷で剣は疫病神と呼ばれてるらしい。
「俺って変?」
「じゃなきゃあ、変人なんて呼ばれないよ。」
「はは、ですよね…」
ストレートに返って来た言葉を聞いて、剣はあからさまに落ち込んだ。
「……」
この前、同い年の連中とやっているDizzy*Bloomのライブに
剣をヴォーカルとして参加させたのだが、
予想通り、思いっ切り曲を壊してくれた。
見に来てくれている客の心が広くなかったら
とんでもない批判を食らっただろう。
しかし、ベースをやっている茂は
曲を壊されたことが気に入らなかったらしく、
「アンタ、空気ぐらい読みなさいよ!」
楽屋に戻るなり、そう言い放って
剣に強烈な平手をお見舞いしたのだ。
普段、あまり怒らない茂が珍しく怒った瞬間だった。
俺も尚貴もいきなりの出来事に
呆気に取られたのをよく覚えている。
面倒な事になったのはその後だ。
引っ叩かれるのは、親によくされていたのだが
どうも他人にされるのは慣れていないらしく
自分より大きい、しかも兄に終始泣きつかれた。
あんな変人行動をしている割には、心は弱かったりする。
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