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管理人が好き放題やりたい放題書き散らしてる同人テキストです。



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変態の闇人と永井くんと闇沢
ギャグっぽい










あの変態なヤツも追い返したし、
さっさと次に進もうと足を踏み出した時だ。

「ちょっ、なんだよあんた!」

変態の叫び声が聞こえてきて、俺は溜息をついた。

(放って置けばいいだろ…)

そう思って足を進めようとしたが、どうもヤツのことが引っ掛かってモヤモヤする。

(様子を見てヤバくなさそうだったら先に行こう。)

ということにしてヤツの声が聞こえてきた方へと進む。



永井は草影に隠れつつ、変態闇人の姿を探すと
赤い布を纏った闇人に掴み上げられていた。

「止めてよ!あんたらと違って俺は非力なんだぞ。」
「永井につきまとっている奴が何を言う。」

赤い布の闇人の声に永井は覚えがあった。

(あれは…三佐?)

顔が布で見えないのでそうとは言いきれないが、
持っているあの銃は確か三沢しか持っていなかったはず。
しかしそんなことあまり気にすることなく、永井は静かに二人の様子を伺う。

「あんた嫌われてたくせに…」
「殻を蜂の巣にしたいのか?」

赤い布の闇人の癪に触ったらしく、変態闇人に銃口を押しつけた。
まずいと思った永井は構える。

「うわーっ!俺のヴァージンが奪われる!」

変態闇人の阿呆らしい発言に永井は吹出しそうになるのを堪えた。
ここで吹出したら隠れていることがバレてしまう。

(全く…あいつは…)

半ば飽きれながらも赤い布の闇人に狙いを定め、集中する。

「…本当に蜂の巣になりたいよう…がっ!」

見事に命中し、赤い布の闇人は倒れた。
同時に変態闇人も解放される。

「え?」
「大丈夫か、変態。」

何が起こったのか理解できていないのか、
変態闇人は倒れた赤い布の闇人と永井を交互に見る。

「助けてやったんだぞ。礼くらい言えよ。」
「ながいくん!」
「うわっ!」

助けてもらえたのが嬉しかったのか、
変態闇人はわっと泣き出し永井に抱き付いた。

「永井くんは優しいんだね、ありがとう!」
「た、たまたま通りかかっただけだからな。」

素直に礼を言ってくる変態闇人に永井は照れ隠しをした。

「あー、永井くんはいい匂いがする。」

永井が気を許していると変態闇人は
抱きついている事をいいことにフガフガし始める。

「変態!」
「いたっ、痛いよ永井くん!」

一気にムードをぶち壊した変態闇人に腹を立てた永井は力尽くで引き剥がす。

「やっぱ放って置けばよかった…」

そう言って永井は先に進むことにした。
変態闇人は放って置いて。

「永井くーん…」

置いていかれて変態闇人は悲しそうに永井を呼んだ。
しかしこんなことではめげないのが彼である。

「今度こそ脱衣野球拳やるんだから!」

と言って永井の後を付いていくのであった。
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超気まぐれで脳内熟成発酵しちゃってます。
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