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管理人が好き放題やりたい放題書き散らしてる同人テキストです。



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なんというか沖田いじめしてます










今日は残っている仕事を終わらせるべく、机に向かう。
外はしとしと雨が降っている。

「なんかなぁ…」
「沖田早く終わらせろ。」
「わかってますよ!」

さぼりそうになる沖田を叱ったのは三沢。
そしてその隣に睡魔に襲われている白石。
彼等は沖田がちゃんと仕事をするように監視しているのだ。
白石はただそこにいるだけの様だが…

「も~、白石さん眠いなら戻ってくださいよぉ。」
「…そうはいかない。一藤さんの命令だ。」
「ったくあの人は…」

この二人を監視役に選んだ上司を沖田は心の中で恨んだ。
元々、沖田が仕事をしないのが悪いのだが…

「あ、」
「どうしたんですか?白石さん。」

さっきまで睡魔に襲われていた白石が急に声を上げた。

「…何でも無い。」

とは言ったものの、白石の顔は笑っている。

「何で笑うんですか。」

不審に思った沖田は理由を聞こうとしたが、

「ね、三佐。」
「そうだな。」
「なんか伝心してるし…」

三沢と白石の間で秘密にされてしまった。

「いいですよ、もう…」

仲間外れにされてしまった沖田は
あー、永井がいればなぁ…などと思いながら仕事を始める。

「そういえば、三佐。」

白石が再び声を上げるが、すぐに沈黙。

「……」
「……」

沖田は仕事に集中しているため気にしていない。
しかし、

「お前も行くのか?」

(え、この二人何も話してないのに…)

三沢と白石の会話に疑問を覚えてしまった。
しかも二人とも顔すら見ていない。

「……」
「……」

(なんなんだ、この間。)

また二人とも沈黙する。
沖田もだんだん仕事に集中できなくなってきた。

「今日中にできないと徹夜だぞ。」
「えぇ!徹夜!?」

仕事に集中していないことに気付いた三沢が再び注意する。

「ここ、出そうだよね。」
「な、何がですか?」
「幽霊。」

白石は無表情のまますらっと言葉にした。
本人は普通に言ったつもりだろうが、
それが余計に怖さを引き出している。
一方、三沢は黙っている。

「白石さん達も一緒だから大丈夫でしょ。」
「明日もあるし部屋に戻る。」
「だ、だって一藤さんの命令で…」
「俺らが徹夜する意味無いし。」

確かにそうだ。
三沢と白石は仕事をちゃんとこなしているので、
徹夜する必要性は無い。

「夜中に一人で仕事したくないなら頑張って。」

にこり、と白石は楽しそうに笑った。

「わ、わかりましたよ!ちゃんとやれってことでしょ!」

白石の脅し?に沖田は涙目になりながら仕事を再び始めた。

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