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管理人が好き放題やりたい放題書き散らしてる同人テキストです。



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まだ完成してないけどとりあえずアプしとく
気が向いたら続きを書くかも
ゆるあまなハリジェイにする予定










近頃、暑くなってきた。
ジェイムスは暑さに弱いのかさっきからソファでぐったりとしている。
ヘザーはアイスが食べたいと言って出かけていった。

「ハリーさんよく平気ですね…」
「このくらい普通だ。」

ジェイムスがよろよろと起上がった。
顔がほんのりと赤い。

「リトルグレイに涼しくなる物でも作ってもらうか?」
「…いや、遠慮しときます。」

丁寧に断られた。
多分、ろくなことにならないと思ったのだろう。
彼の技量は素晴らしいのに…

「さて、どうしようか?」

このまま弱ってるジェイムスを放って置くのも気が引けるので
何かないかと思考を巡らせてみる。

「…悪い事考えてたりしません?」
「む、読まれたか。」
「やっぱり…」

ジェイムスを浴室に連れ込んで楽しい事でもしようかと思ったが
それを感じ取ったジェイムスは私を警戒している。

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ヘンリーとジェイムスの出会いみたいなの
すごい捏造










やっと仕事も終わってサウスアッシュフィールドハイツに帰ってきた。
今日の夕飯はどうしようか…などと考えながら
エントランスに入ろうとした時だった。

「あの~」

後ろから遠慮がちに声をかけられた。
振り向くと大きな紙袋を三袋ほど
抱え込んでいる人がいた。
紙袋のせいで顔は見えない。
だが、大変そうなのは一目瞭然だ。

「荷物、持ちましょうか?」
「ありがとう、じゃあ真ん中のを持ってくれるかな。」

言われた通り真ん中の紙袋を手に取り、
持ってあげた。
紙袋がどいたので顔が見えるようになる。
声からして男だというのはわかっていたが、
彼は白い肌に短い色素の薄い茶色の髪。
瞳も髪と同じく茶色だ。

(この人・・・何か…)

私がそんなことを考えながらポヤーっとしていると、
その茶色の瞳と目が合って一瞬ドキッとしてしまった。

「えぇと…どこに持って行くんですか?」
「管理人部屋までお願いします。」

同性相手だというのに、
まるで女性に話しかけるみたいにしどろもどろしてしまって
格好悪い事この上無い。
変に思われたかもしれない。

「貴方は…もしかしてヘンリーさんですか?」
「えっ!?」

彼が何故か私の名前を知っていて、
私は驚いて固まった。

「驚かせてごめん。父から同い年の人が住んでるって聞いたから…」
「管理人の…息子さん?」
「はい、ジェイムスって言います。」

ジェイムスはにこやかに笑った。
確か管理人に聞いた話では、
息子が突然家を飛び出したまま何の連絡も無いと言っていた。
彼はいつ帰ってきたのだろうか?

「昨日サイレントヒルから帰ってきたばかりなんですよ。」
「サイレンヒルに…?」

サイレンヒルという単語に私はあの悪夢がよぎって
頭痛がするような気がした。
だがそれは夢だったということで決着は着いたのだ。
リチャードも死んでないし、アイリーンも何も覚えていない。
ただ一つのことを除いては。

「ジェイムス!」

声が聞こえたかと思うと、
管理人部屋のある東側の扉から
金髪のポニーテールの女の子が出てきた。

ぶしっ!

女の子はジェイムスに近づくと思いっきり彼の足を踏んだ。
ジェイムスは驚いて紙袋を落としそうになる。

「痛い!何するんだローラ。」
「帰ってくるのが遅いジェイムスが悪いんだから!」

ローラという女の子はべーっと舌を出して逃げて行ってしまった。

「あの女の子は…娘さんですか?」
「いや、養子なんだ。本当の娘みたいに思っているんだけど、
 どうも嫌われてるみたいで…」

そう言ってジェイムスはどこかもの悲しげに苦笑した。
あれは嫌われているというよりかは、
愛情の裏返しなのではないのだろうか?

これが私と彼が出会ったきっかけだった。


12/6/5,ちょっと修正
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女性
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不健康日本腐女子
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超気まぐれで脳内熟成発酵しちゃってます。
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