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管理人が好き放題やりたい放題書き散らしてる同人テキストです。



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タイトル通りの牧野とうんざりしてる宮田
オリキャラもちゃっかり登場させてるよ!










日本独特の蒸し暑い夏…
青い空は眩しく、日差しは容赦なく照りつける。
そしてそこらじゅうから聞こえる蝉の声。

一人、一軒家に住む滝田剣次は縁側でうちわを扇ぎながら涼んでいた。
病気で視力を無くし、病弱体質の彼は故郷のここ羽生蛇で療養中である。
すると垣根の向こう側に見慣れた黒い姿が現れる。
剣次には見えていないが…

「あのー、滝田さん。」
「その声は…求道師様ですか?」
「はい、そうです。」

遠慮がちに声をかけてきたのはこの村の求道師、牧野。
彼は大きなスイカを抱えている。

「私に何か用事でも?」
「えーと…滝田さん今日診察に行かれるんですよね?」
「はい、ただこう暑いと行く前に倒れてしまいそうで、
 行こうにも行けない状態で…」

こんなに暑くても子供たちは元気に遊んでいるが、
体の弱い剣次には日差しが強すぎてちょっと歩いただけで参ってしまう。

「そ、それなら私が一緒に行きます!」

何故かここぞとばかりに牧野が声を張り上げた。

「いいんですか?」
「はい、村の方にスイカを貰ったので病院の患者さんたちに
 差し上げようかと思っていたので。」
「求道師様は本当に優しい方なんですね。」
「そそそそ、そんなことないですよ。」

褒められる事に慣れていない牧野はかなり動揺する。
そんな空気を呼んだのか、剣次は微笑んだ。

「では、支度をしてきます。少し待っててください。」
「はい。」

そう言って剣次は部屋の奥へと消えていった。





「では、行きましょうか。」
「はい!」

杖を持って出てきた剣次は慣れた様子で家の鍵を閉めた。
そして牧野と一緒に病院へ向かう。



暑いよパソの部屋!!!!ということで一時中断
宮田がまだ出てきてない^q^
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変態な闇人と永井くん
なんというか…捏造しまくりな上にバットエンド










ぱったりとあいつの姿を見なくなった。
いつも俺の後をついてきて迷惑な奴とか思ってたが、
今では居ないと落ち着かない。

「これじゃあ、集中できないよ…」

そう言って頭をかきむしる。
こんな非常識な世界に居るのに
集中できないのは命取りだ。

「あいつ見つけたらとっちめてやる…ん?」

ふと視線を前に向けると黒い物体が横たわっている。
その黒い物体に巻きついている派手な布に永井は覚えがあった。

「お、おい!変態!」
「…あ、ああ永井くん?」

駆け寄って黒い物体を仰向けにしたらそれはあの闇人だった。
今は外が明るいせいか眩しそうに目を細めている。
いつも以上に疲れているように見えるのは目の下にある
黒い液体のせいだろうか…
それと仰向けにする時、やけに軽かった様な気がする。

「よかった…永井くんに会えて。」
「何今にも死にそうなこと言ってるんだよ。」
「なんかダルくってさ…」

本当に疲れているようだった。
彼は一息つくと沈黙してしまう。
あんなにお喋りだった彼なのに

「…そうだ、俺の、最後のお願い聞いてくれる?」
「最後…?お前何言って…」
「海、海辺に行きたい。」

おちゃらけて脱衣野球拳しようと言うかと思っていたが
そうでなかった。

「そんなの自分一人で行けよ!」
「…無理なんだな、それが…」
「!!?」

彼が着ている黒い着物の裾をめくると
空っぽの下履きがあった。

「お前、足どうしたんだ・・・」
「溶けちゃってさ。」

彼を仰向けにした時、やけに軽かったのは足が無かったせいだった。
しかし何故、溶けたのだろうか?

「ほら、俺人とか殺してないし…罰が当ったっぽい。」
「どんな罰だよ、それ。」
「お母さんが…怒ってるんだ…俺の事。」

その時の彼の表情はなんともいえない悲しい表情だった。

「お前このままどうなっちゃうんだよ?」
「溶けて…溶けて消えて無くなる。形も記憶も。」
「……」

どうしてこうなるのだろうか。
彼は何も悪い事はしてない。
ただ永井と脱衣野球拳をしたいがために追い回してただけだ。

「だからせめて…懐かしいあの海に…」
「わかった、わかったからそんな顔すんな。」

そんな悲しい顔をされると、こっちまで悲しくなる。
永井はそっと彼の頬に触れた。
真っ白なその頬は冷たくて陶器のようだった。

「あー、永井くんの手…温かいね。」
「…海に行くんだろ。」

永井の手に自分の手を重ね、
彼は少し安心したような顔をした。
そんな彼が今から消えてしまうと考えると
涙が出そうになった。
泣きそうになるのをこらえるため、
永井は軽くなった闇人を抱き上げ海辺を目指す。















「ほら、着いたぞ。」

やっと海辺に到着した。
途中で彼が溶け切ってしまうのではないかと心配でならなかった。
しかもちっとも喋ってくれないから余計に。
溶けかかっている彼はさっきより軽くなったような気がする。

「また…お願いして悪いんだけど…海に入ってくれる?」
「いいけど…」

彼はそう言って黙ってしまった。
何を考えているのだろうか?
永井はざぶざぶと音を立てながら赤い海へと入っていく。


途中までをとりあえずうp
まだまだ続く
変態の闇人と永井くんと闇沢
ギャグっぽい










あの変態なヤツも追い返したし、
さっさと次に進もうと足を踏み出した時だ。

「ちょっ、なんだよあんた!」

変態の叫び声が聞こえてきて、俺は溜息をついた。

(放って置けばいいだろ…)

そう思って足を進めようとしたが、どうもヤツのことが引っ掛かってモヤモヤする。

(様子を見てヤバくなさそうだったら先に行こう。)

ということにしてヤツの声が聞こえてきた方へと進む。



永井は草影に隠れつつ、変態闇人の姿を探すと
赤い布を纏った闇人に掴み上げられていた。

「止めてよ!あんたらと違って俺は非力なんだぞ。」
「永井につきまとっている奴が何を言う。」

赤い布の闇人の声に永井は覚えがあった。

(あれは…三佐?)

顔が布で見えないのでそうとは言いきれないが、
持っているあの銃は確か三沢しか持っていなかったはず。
しかしそんなことあまり気にすることなく、永井は静かに二人の様子を伺う。

「あんた嫌われてたくせに…」
「殻を蜂の巣にしたいのか?」

赤い布の闇人の癪に触ったらしく、変態闇人に銃口を押しつけた。
まずいと思った永井は構える。

「うわーっ!俺のヴァージンが奪われる!」

変態闇人の阿呆らしい発言に永井は吹出しそうになるのを堪えた。
ここで吹出したら隠れていることがバレてしまう。

(全く…あいつは…)

半ば飽きれながらも赤い布の闇人に狙いを定め、集中する。

「…本当に蜂の巣になりたいよう…がっ!」

見事に命中し、赤い布の闇人は倒れた。
同時に変態闇人も解放される。

「え?」
「大丈夫か、変態。」

何が起こったのか理解できていないのか、
変態闇人は倒れた赤い布の闇人と永井を交互に見る。

「助けてやったんだぞ。礼くらい言えよ。」
「ながいくん!」
「うわっ!」

助けてもらえたのが嬉しかったのか、
変態闇人はわっと泣き出し永井に抱き付いた。

「永井くんは優しいんだね、ありがとう!」
「た、たまたま通りかかっただけだからな。」

素直に礼を言ってくる変態闇人に永井は照れ隠しをした。

「あー、永井くんはいい匂いがする。」

永井が気を許していると変態闇人は
抱きついている事をいいことにフガフガし始める。

「変態!」
「いたっ、痛いよ永井くん!」

一気にムードをぶち壊した変態闇人に腹を立てた永井は力尽くで引き剥がす。

「やっぱ放って置けばよかった…」

そう言って永井は先に進むことにした。
変態闇人は放って置いて。

「永井くーん…」

置いていかれて変態闇人は悲しそうに永井を呼んだ。
しかしこんなことではめげないのが彼である。

「今度こそ脱衣野球拳やるんだから!」

と言って永井の後を付いていくのであった。
永闇沢だと思うけど永井が一方的かも
そして某曲イメージ










今夜もまた眠れない
あの人が嫌いで眠れない
決してこれは恐怖とかそんなものではない
本当は淡い期待を胸にしている自分
あの時のアンタが夢に出てきてくれればと
でもそれは虚ろの夢で終わる

「なーがいくん、一緒に遊びましょう!」

アンタの声が聞こえる
夢から現実に引き戻された
そうやって俺を探しているんだったらこっちも隠してやる
息を潜めてアンタを伺う

「隠れても意味はないぞ。」

どうしてそうやって強がるのか
俺はアンタのすぐ近くに隠れているのに
悔しくて思わず目の前に飛び出した

「三沢っ!」

飛び出した俺はその勢いでアンタを押倒す
俺の行動に拍子抜けしていたから簡単に倒れた

「なかなかやるじゃない。」

そう言って不敵に笑った
ムカッとした俺は無理矢理唇を押し当てる
もう体温の無い冷たいアンタの唇に
黒い液体がついていたが気にしない
息を止める勢いで食らい付く
このまま俺も暗闇の方へ落ちて行けたらいいのに
だからこのまま夢を見させてくれよ


なんというか沖田いじめしてます










今日は残っている仕事を終わらせるべく、机に向かう。
外はしとしと雨が降っている。

「なんかなぁ…」
「沖田早く終わらせろ。」
「わかってますよ!」

さぼりそうになる沖田を叱ったのは三沢。
そしてその隣に睡魔に襲われている白石。
彼等は沖田がちゃんと仕事をするように監視しているのだ。
白石はただそこにいるだけの様だが…

「も~、白石さん眠いなら戻ってくださいよぉ。」
「…そうはいかない。一藤さんの命令だ。」
「ったくあの人は…」

この二人を監視役に選んだ上司を沖田は心の中で恨んだ。
元々、沖田が仕事をしないのが悪いのだが…

「あ、」
「どうしたんですか?白石さん。」

さっきまで睡魔に襲われていた白石が急に声を上げた。

「…何でも無い。」

とは言ったものの、白石の顔は笑っている。

「何で笑うんですか。」

不審に思った沖田は理由を聞こうとしたが、

「ね、三佐。」
「そうだな。」
「なんか伝心してるし…」

三沢と白石の間で秘密にされてしまった。

「いいですよ、もう…」

仲間外れにされてしまった沖田は
あー、永井がいればなぁ…などと思いながら仕事を始める。

「そういえば、三佐。」

白石が再び声を上げるが、すぐに沈黙。

「……」
「……」

沖田は仕事に集中しているため気にしていない。
しかし、

「お前も行くのか?」

(え、この二人何も話してないのに…)

三沢と白石の会話に疑問を覚えてしまった。
しかも二人とも顔すら見ていない。

「……」
「……」

(なんなんだ、この間。)

また二人とも沈黙する。
沖田もだんだん仕事に集中できなくなってきた。

「今日中にできないと徹夜だぞ。」
「えぇ!徹夜!?」

仕事に集中していないことに気付いた三沢が再び注意する。

「ここ、出そうだよね。」
「な、何がですか?」
「幽霊。」

白石は無表情のまますらっと言葉にした。
本人は普通に言ったつもりだろうが、
それが余計に怖さを引き出している。
一方、三沢は黙っている。

「白石さん達も一緒だから大丈夫でしょ。」
「明日もあるし部屋に戻る。」
「だ、だって一藤さんの命令で…」
「俺らが徹夜する意味無いし。」

確かにそうだ。
三沢と白石は仕事をちゃんとこなしているので、
徹夜する必要性は無い。

「夜中に一人で仕事したくないなら頑張って。」

にこり、と白石は楽しそうに笑った。

「わ、わかりましたよ!ちゃんとやれってことでしょ!」

白石の脅し?に沖田は涙目になりながら仕事を再び始めた。

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